将来、歩けなくなるかもしれない!足の老化を加速させる10のNG行動
こんにちは、脊柱管狭窄症治療の専門家である白井三志郎です 。
今回は、「絶対やるな!足が一気に老化して歩けなくなる行動トップ10」というテーマでお話しします 。
これからご紹介する行動を無意識に続けていると、将来、歩けなくなるリスクが高まる可能性があります。ぜひ最後まで読んで、日々の習慣を見直してください 。
※動画の方がいい場合、下にYouTubeのリンクを貼っていますのでご覧ください。
そもそも、歩くために欠かせない筋肉や関節は、年齢とともに機能が低下していきます 。しかし、対策は可能です。今回お伝えする内容を避けるだけで、老化を防ぎ、歩けなくなる危険性をぐっと減らせます 。
長年足に痛みを感じている方や、最近、足の調子が悪くて歩くのがつらいという方は、もしかすると、これから話す行動が原因かもしれません 。
第10位:過剰な運動
まず、運動は非常に大切です 。白井氏もウォーキングを推奨しており、脂肪燃焼だけでなく、腎臓疾患や高血圧の予防、血糖値や認知症、生活習慣病の改善、骨粗しょう症の予防にもつながります 。
しかし、
過剰な運動は大きな問題です 。特に、体への衝撃が大きいスポーツは避けるべきです 。
- テニスやランニングなどの走るスポーツ
- 階段や急な下り坂を続けて降りる
- マウンテンバイクや自転車に乗る
これらは脊柱管狭窄症の症状を悪化させる可能性があります 。
筋トレも注意が必要です。ご自身の身体レベルに合わないトレーニングは、かえって体を動かせなくなる原因になります 。特に高齢者は、一度寝込んでしまうと筋力が低下し、回復に時間がかかるため、逆効果になることがあります 。
白井氏が推奨するウォーキング方法 白井氏は、1日43分のウォーキングを推奨しています 。ただし、5分しか歩けないような方は、まずは1日3回、5分ずつといったように、小さなステップから少しずつ歩行時間を延ばしていくことが大切です 。
「1日1万歩は歩きすぎで良くない」という意見もありますが、白井氏の見解は「
身体の状態に合わせた歩行量が大事」というものです 。
例えば、以前、動画に出演された88歳の患者さんは、治療を始めた当初は2分ほどしか歩けませんでしたが、今では1時間以上、頻繁に1万歩以上歩けるようになっています 。
身体の状態が良くなれば、高齢者や脊柱管狭窄症の患者さんでも、1万歩以上歩いたほうが良いというのが白井氏の考えです 。この患者さんは、歩くことと治療を続けた結果、腎臓の数値も改善しました 。
第9位:牽引治療
牽引治療が良くない理由は、人間の体が重力に適応するように進化してきたからです 。重力は頭から足の方向にかかり、骨を押しつぶすように働いています 。
関節は、骨と骨の間にある「関節液」という油で潤滑されています 。この関節液は、骨に適度な圧力がかかることで、潤滑油として機能します 。
しかし、牽引によって関節が引き離されると、関節内の摩擦が高まり、動きにくくなってしまいます 。
朝起きたときに体が痛いのは、寝ている間に重力がかからず、関節に圧力がかかっていないため、摩擦が強くなっているからです 。しばらく動いて重力がかかることで、関節が潤滑されて痛みが引きます 。
牽引治療は、この「朝起きたばかりの状態」を意図的に作り出してしまうため、良くないとされています 。
第8位:自転車に乗ること
脊柱管狭窄症で歩くのがつらくなると、「足腰を鍛えなければ」と考え、自転車に乗る方が非常に多いです 。しかし、自転車に乗ることは、腰にとって非常に悪い習慣です 。
その理由は、自転車に乗る姿勢が「
腰のアーチ構造を壊してしまう」からです 。
できるだけ自転車には乗らず、歩いて移動するように心がけましょう 。買い物の荷物が多い場合は、自転車を押して歩くことを推奨します 。特に症状が重い場合は、自転車の使用を控えるべきです 。
第7位:ストレッチ
ストレッチは、動的ストレッチであれば問題ありませんが、一般的に知られている静的ストレッチは基本的に反対の立場です 。
ストレッチが良くない理由は以下の2つです。
- 関節や神経を牽引してしまう
- 床に座る姿勢が腰に悪い
腰が悪い人は、もともと腰のアーチ構造が壊れて不安定な状態です 。その状態で床に座ることは、さらに腰を壊す原因になります 。
ストレッチによって症状が悪化した患者さんを多く見てきたため、まずはストレッチを中止してみてください 。
第6位:草抜き
しゃがんで丸くなる姿勢での草抜きは、長時間続けると腰に非常に悪影響です 。
どうしても草抜きをしなければならない場合は、
膝を地面につけて四つん這いになり、1時間以内に留めるようにしましょう 。
第5位:腰にカイロを当てること
寒い時期に腰にカイロを貼っている方も多いですが、これも良くありません 。
私たちの体は、タンパク質と脂質でできており、これらは熱に弱い性質があります 。タンパク質は42℃で形が変わってしまいます 。カイロで温めると、このタンパク質が変性してしまうため、良くないのです 。
第4位:床に座る生活
ストレッチと同様、床に座ることは腰の悪い方にとって良くありません 。床に座る時間がストレッチよりも長いため、より注意が必要です 。
床ではなく椅子に座ることを心がけましょう 。もし床に座る場合は、正座がおすすめです 。
第3位:転倒すること
転倒は、骨折の原因になるだけでなく、骨盤のアーチ構造を壊したり、軟骨を傷つけたりして、強い痛みや歩行困難を引き起こします 。
高齢者が骨折で入院すると、長期にわたる寝たきり生活で一気に歩けなくなるリスクがあります 。
第2位:座りっぱなし
仕事などで長時間座りっぱなしの生活は、自分の体重と床反力で骨盤のアーチ構造をゆっくりと壊していきます 。特に、長時間座り続ける長距離移動は最悪です 。
座り仕事の方は、
1時間に1回は立ち上がって動くなど、座りっぱなしにならない工夫をしましょう 。
第1位:歩かないこと
痛いからといって動かずにいると、どんどん歩けなくなっていきます 。コロナ禍で外出が減り、急激に脊柱管狭窄症が進行した患者さんは非常に多いです 。
「過剰な運動」が第10位、「歩かないこと」が第1位と矛盾しているように感じるかもしれませんが、体を支える骨や筋肉は、使わないと老化が加速します 。
さらに、歩かないと運動機能だけでなく、心臓や腎臓などの内臓機能も衰え、認知症のリスクも上がることがわかっています 。
ロコモティブシンドローム 筋肉量や骨量、関節機能が低下して移動能力が衰えることを「ロコモティブシンドローム」と呼びます 。これは、慢性的な腎不全や高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、認知症などにもつながります 。
まずは、白井氏が推奨するウォーキングを心がけましょう 。5分も歩けない方は、ご自身の身体レベルを知り、それに合った体操から始めることが大切です 。
お困りの方はご相談ください
白井整体院では、他の病院や整体院で改善しなかった方を数多く診てきました 。もし痛みやしびれでお困りの方、セルフケアでは症状が改善しない方は、お気軽にご相談ください 。
脊柱管狭窄症専門 白井整体院
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